不条理な戦い…

都城市に新しい商業施設がオープンしました(12月1日グランドオープン)
イオンモールMiELL都城駅前店
ご存知の方も多いとおみますが、都城市にはもう一つのイオンモールが存在します。
5年半前にオープンしたイオン都城ショッピングセンター

写真は、新しくオープンした「イオンモールMiELL」
イオンモールMiELL都城駅前店

これは、イオンモールグループの施設にダイエーが入る、初の事例です。

核店舗のダイエー
ダイエー都城店

都城市の人口は17万人(合併後)。
そこに大型のイオンモールが二つ…。

一方、昔からの商店街は、”崩壊”しています。
通りの50%以上のシャッターが閉まっているのですから、あえて”崩壊”と言います。

確かに、現代の消費者ニーズに合致していない商店街が衰退していくことは時代の流れであり、”仕方ない”と言ってしまえばそれまでです。

消費者の立場から言えば、新しいショッピングの選択が増えることは幸せ(?)に感じるかもしれません。

しかし、そこは熟考と考察が必要ではないでしょうか?

売り場面積が増えるということは、それだけ売り場当たりの”売上坪効率”は下がるということです。
つまり、(単純に言えば)10年前に同じ面積で商売をしていて、地域の売り場面積が2倍になれば売上は1/2に減るということ。
ましてや、人口17万人の地方都市に100億円アッパーのショッピングセンターが2つでき、大型家具専門店、大型家電量販店、大型ホームショッピングセンター、大型○○○…と次々にオープンすれば、従来からの地域経済がどうやって成り立つのか?
無論、人口が増えることはありませんし、一人あたりの収入が劇的に増えることもありません。
既存の商店が、この条件の中で勝てる要素はあるのでしょうか?

新しいショッピングセンターの中には、都城市内に昔からあったブティックやレストランも多数入店しています。
商売ですから、よりポテンシャルの高い場所(お客様の選択した場所)に移ることは、100%フェアなことです。
投資リスクを自ら負って新天地に活路を見出したわけですから、選択が正しかったかどうかは自己責任です。

広々としたモール型商業施設
MiELL内観

最近、郊外の大型ショッピングセンターが閉店する記事が目立つようになりました。
…すでに商店街は崩壊しています。
中心市街地は大型店出店により疲弊、郊外の大型店は過当競争、もしくは経済環境の変化により閉鎖。
あとに残るものは、荒廃したシャッター商店街と、郊外の広大な空き地だけ…。

本当に、商店街は消えてしまってもいいのでしょうか?
昔からの”思い出の街の風景”は必要ないのでしょうか?

残念ながら、一度”崩壊”した中心市街地〜マチ〜は、もう二度と帰ってくることはありません…。

24,000㎡・地上2階建ての広大な売り場面積と、1700台の無料駐車場、そして最新の100以上の専門店。
一方は、昔ながらの商店街…。

老人と若者が同じ条件で相撲を取るようなものです。

それでも、消費者は、店舗の”自助努力の欠如”を責めるのでしょうか?
政策の結果ですから、これは都城市民の選択そのものです。
不条理な戦いの結末は5年後には、はっきりしているでしょう。





ニシタチモール! << 不条理な戦い… >> 忘年会
  • 一平寿司
  • タリーズコーヒー
  • 九州パンケーキ