しいたけに恋した男「茸蔵」/降灰被害を乗り越えろ!

連日続く新燃岳の噴火。

農業における被害は
県中部と南部エリアの約11,500hr.
そして降灰野菜は県の試算で
1億2千万円の被害が出ている。

MSN産経ニュース

もちろん、ハウスに積もった降灰は
日照不足を引き起こし
今後さらに被害は拡大するだろう。

降灰が長引けば
地域によっては壊滅的な打撃となる。

土壌改良には時間がかかる。
畜産と同じく、もしくは
品種によってはそれ以上に
長い復興の戦いとなる。

「街市」の出店者さん達の被害が心配になり
全員に被害情報の聞き取りを行った。
街市/Machi-ichi

ほとんどは、季節風の風上エリアであり
今のところ、壊滅的な被害を負った報告は無い。

すこしホッとしたところに、
事務局のフルトン君が
悲痛な声で連絡をしてきた。

「茸蔵の椎茸がピンチです。
どうやら、灰をかぶったらしい…」

茸蔵〜たけぞう〜こと黒木君は、
夫婦で原木椎茸を作っている。
脱サラしてから美しい嫁さんを口説き
一転農業の道へ。

一心不乱に品質向上に打ち込んできた甲斐あって
その商品には定評があり、
「街市」でも人気のブランドで、ファンが多い。

彼の名刺には
〜しいたけに恋した男〜
と堂々と書いてある。

茸蔵〜たけぞう〜HP



早速、北郷にある彼の椎茸栽培サイロを訪問。

この美しい北郷の山の中に
3年間をかけてコツコツと作り上げていきた
栽培サイロが3棟ある。

しかし御覧の通り
降灰によって空には色がない…。



栽培棟には数百本の立派な原木が整然と。
しかし、屋根にはビニールはかかっていないため
内部に灰が入り込んでしまう。

宮崎県域は農業に限らず
火山噴火による”降灰リスク”は
そもそも経済に織り込んではいない。

農業も当然ながら
降灰対応の設備にはなっておらず
その為一気に被害が拡大してしまった。



一本一本にドリルで適正な穴をあけ、
種駒と呼ばれる菌糸を埋め込んでいく(植菌)。

写真で原木の側面に白い点が見えるだろうか?
ここから肉厚な椎茸が
ニョキニョキと生えてくるのだ。

原木栽培は、原木の伐採から乾燥、
そして植菌して正しく収穫するまでに
2〜3年かかるほどの
地道な作業である。

現在の火山活動で入山できない状況では
新たな”原木の仕込み”ができず
今後の生産・収穫量にも影響をきたす。

そして一本一本の原木にも
灰がかぶってしまった…。



こうなると椎茸の傘(裏側のヒダ)に灰が入り込み
生椎茸は、商品としての流通が困難になる。



もちろん、椎茸そのものは肉厚で
素晴らしい出来なのだから
現状での味には影響は出ていない。

ただ、調理の過程でしっかりと掃除をしなければ
灰の”じゃりっ”とした歯触りを残す可能性があり
「商品としての価値」を失ってしまった。

3年間かけて育て上げた原木達、
そして生育を続ける出荷されない椎茸…。

このままではあの素晴らしい「茸蔵」が
存続の危機である。

全国でも有数の椎茸生産量を誇る宮崎県。
しかし近年は高齢化のなかで
後継者不足に悩んでいる。

そんな中で、次世代の椎茸産業を担う
若い農業起業家の情熱を
火山ごときで奪われるのは
絶対にあってはいけないことだ。



宮崎県の農林関係者が
被害の聞き取りに来たとのこと。

行政は、このような被災農家をに対して
可及的速やかな支援の「実行」
をお願いしたい。

”被害の聞き取り”を調査のためのものではなく
被害救済の実行に活用してほしい。

3棟の栽培棟にビニルをかけるには
約150万円の費用がかかるとのこと。

脱サラして3年間、
借金を重ねながら
ようやく納得のいく椎茸を収穫し
これから(!)という矢先の費用負担は
彼にとっては非常に過酷であろう。

生産者団体ではなく
個人でブランド確立を目指していた
彼のような生産者には
補助の目途も立っていない。

降灰は今後、
県中央、南部エリアから
風向きが変わる春〜夏に向けて
さらに広がる可能性がある。

終息が見えない戦いの中で
我々一人ひとりができることは
何なのか?

降灰野菜を流通させる(食べる)ことは
その商品や生産形態によって
賛否や大義が分かれるところ。

しかし、私は
彼のように独立経営を目指し
志を持って新時代の農業を切り拓こうとする
若い農業起業家の苦悩を
絶対に見過ごしてはならないと思う。

弊社としても、「一平」×「茸蔵」の
新椎茸寿司の開発に入った。

必ず”新”宮崎名物に育て上げ
彼とともに全国ブランドを目指す!

「茸蔵」の情熱の炎を消してはならない。

「口蹄疫」「鳥インフル」そして、火山噴火…
宮崎の畜産、農業は未曽有の危機である。

「食」の問題にとどまらず
全産業に影響が広がっている。

しかし、宮崎人は今こそ
心一つにして難局を乗り越えるとき。

大地に灰が降って
街に色彩が消えたとしても
”情熱の色”は絶対に消えない!

しいたけに恋した男
茸蔵〜たけぞう〜のHPはこちら
↓↓↓↓
原木しいたけ 茸蔵

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