「何を売るのか?」ということ

私達のお客様は
何を求め、何を買ってくださっているのか?

最近は時にそのことを深く考えます。

…いや、むしろ
常に「そのことだけを」考えています。

寝ても覚めても考える
私自身の課題は
「私達の売るべきは何か?」
「お客様は何を買っているのか?」

一平はすし屋であり
元祖「レタス巻き」が看板ですが
お客様が求め買ってくださるのは
その歴史、安心、想いで、味…
様々な要素があります。

タリーズコーヒーは
提供するコーヒー豆そのももの
生産地から消費の現場に繋がる
壮大な”コーヒーの旅”のストーリーは
もちろん大切。
その上でもっと深く考えるべきは
バリスタの存在感、お客様の過ごす空間、時間…
「コーヒーハウスそのものを買っていただく」という
自覚と概念が必要。

CORNERは
一番街とニシタチの交差点
結節点にロケーションしていて
その意味では
街の”元気”そのものを表現しなくてはならないという
大切なミッション(使命感)も背負っています。
「CORNERの元気が
すなわちニシタチの元気だね…」
そう感じてもらえる存在になりたい。

メニューに載っている商品は
「お客様との約束」ですから
決して嘘があってはいけない。
常に最高を目指して向上する
そんな心意気がなくてはならない。

「佳いものを提供する。」
それは
”当たり前”のこと。

お客様が支払っていただく”お代”は
そんな「お客様のとの約束」を超えた
私達の提供すべき、新しい
価値観・世界観・コミュニティへの思想
それらを含めた満足感に対する対価。

「満足感が対価を上回っている」と感じるときに
はじめて”繁盛”があるのだろうと思う。

お客様の求める期待を
常に上回る努力をすること。

つまり、鮨屋が寿司を売ることをやめた時
コーヒーショップがコーヒーを売ることをやめた時
バールがワインを売ることをやめた時

付加価値が商品そのものを凌駕して
「看板そのものを食べていただく」
そうなったときに
商売は本物になるのでしょう。
そうなったときに
本物の商売がスタートするのだと感じています。

歌舞伎役者である海老蔵さんの記者会見があり
ちょっとだけテレビで拝見しました。
”本物”になるための大きな試練の
最中にあるように思います。
歌舞伎の技術そのものを売ることから
数百年来脈々と受け継がれる
歌舞伎の歴史・文化…そんなストーリーはもちろん
彼自身の”人間味”を売ることができる
大きな存在にならなくてはならない。
その為の大きな試練を味わっているのでしょう。

商店街は何を売るのか?
街道に並ぶ“店”そのものを売る時代は終わった。
私達はそのことに早く気づかなくてはならない。
お店はお客様との「約束」ですから
しっかりとトレンドに合った品揃えに工夫し
時代感を捉えた店づくりを心掛ける。
…それは、「当たり前」のこと。
中心市街地は
活性化を目指すのであれば
そんな「商店そのもも」の魅力を超えた
もっと大きな文化的財産の価値を
市民全体で深く思考する時期に来ています。

時代が「必要が無い」と判断すれば
消えていくだけ。

選択するのは
お客様です。

選択される存在になりたければ
一時も努力を怠ってはならないし
瞬間の成功に浮かれているものは
そんなものは”幻”であるという
本質の恐怖を知らなくてはならない。

私達の商品は何か?
お客様は誰で、どこにいるのか?
何を求めているのか?

頭がちぎれるほどに思考して
考え抜いて
考え抜いて
そして見出した答えだけが
自信を持ってお客様にお勧めできる
「本物の商品」になるんだろうと思います。

本物でなければ生きていけない。

そんな厳しい時代は
逆に考えれば
私達のような小資本のベンチャーが
本質の価値だけで勝負できる
「チャンスの時代」でもある。

そう思います。

コーヒーを売らないコーヒー屋さん。
寿司を売らない鮨屋さん。
ワインを売らないバール。

私達が売るべきものは
「時間」「空間」「思い出」、そして「感動」。

モノの価値を超えた
存在そのももの価値。

それを考えることは、
私にとっては
もっともワクワクする
思考(至高)の時間でもあります。

気づきに感謝!

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