ニシタチ新生元年を目指せ!

ニシタチ繁栄の歴史は
昭和30年代ごろからだという。
約半世紀くらいだから
意外と若い印象である。

私がニシタチデビューしたのは、
平成に入ってからだから
20年ほど前...。

バブル景気とも重なり、
もっとも酔街がギラギラと光り輝いていた
栄華の時代だろう。

子供達は決して立ち入ることのできない
「大人の世界」が存在していて
そんな世界への憧れがまた
若い欲望を刺激して
ニシタチでの遊び方を
全身で”五感で”学んでいった。

ちなみに、ニシタチとは、
宮崎随一の繁華街の名称。

ニシタチデビューとは、
宮崎人が大人になる
”通過儀礼”のようなもの(笑)

ここでお酒のたしなみを教えられ、
社交の場としての楽しさを知り
恋愛や人生議論を繰り返し、
夜が明けるまで飲み語り明かし
そして”人との繋がり”を学び
宮崎の地域社会の一員となっていく...。

ここは文化溢れる
宮崎(ふるさと)を学ぶ
大切な場所だと思う。

約半世紀以上かけて
成長繁栄してきたニシタチだが
最近なんだか
”元気が無い”ような気がします。

折からの不景気で
財布の紐が固いのはどこも同じですし
「宵越しの銭はもたねえ〜」なんて
豪快な御仁も少ないでしょう。

でもね、
私が言う「元気が無い」っていうのは
そういうお客様のことではなくて
通りそのものや、お店のこと。

平成15年には
「ニシタチ街路整備事業」として
照明塔や柳の木の植え替えなど
景観整備が行われた。

私的には、それらは通りの老朽化に伴う
基幹整備の一環であり
地域の持続成長発展のためには
そこから断続的な投資が必要で、
”宮崎県を代表する文化地域”として
また”観光拠点”として再確認しつつ
断続的な投資が必要だと考える。

行政はそれら街路整備をもって、
「ニシタチ繁華街エリアへの投資は終わった」
と締めくくってはいないか?
もしそうであれば、
先に書いたように
これらは「基幹整備」であり
むしろスタートラインで
”終わらせた”感がある。
本当は、「ここからどうするか?」
が大事である。

大切なことは
この”ニチタチ”エリアを
宮崎県の文化的財産として、
また観光拠点として
どのように“戦略的に”活かしていくかという
コミュニティデザインの方向性や
都市計画の意志だろう。
すでにできているものを活用し輝かせる
”地域再生=リノベーション”という観点では、
県内で最も投資に対する
費用対効果の期待できる場所が
この“ニシタチ”エリアと思う。

是非とも、中期的目線を持って
観光、中活、農商工...など
様々なセクションが連携して
ニシタチ新生論を戦略的に議論してほしい。


さて、そこで商売をする私たちもまた
これからの時代に沿った
”新しい文化”を
常に創り続けなくてはならない。

そこにいる我々自身が
「最近景気が悪くてね〜」なんて
決して言ってはいけない。
「最近客が減って厳しい」などと
恥ずかしいことを平然と客に言う商売人は
早々に商売をたたんで
後進に道を譲ったほうがいい。
 ※こんなことを言うと”また”怒られるが…(笑)

こんな時代に、だまって看板をあげたら
客が来るような商売は存在しない。
繁盛店は、他にない様々な努力で
懸命にサービスを磨いているものだ。

お客様が元気をもらいに来る場所で
「景気が…」なんて世知辛い話は
似合わないだろう?
世間を忘れて楽しく、
ひとときの開放感を味わう
大人の社交場が“ニシタチ”なのだと思う。

老舗も、起業時のトキメキと緊張感を
今一度思い返し奮起する時。
”50年前のハタチのガキども”は、
現在70歳の”元気なシルバー世代”である。
そんな元気でダンディーな紳士達が
”今のガキども”を笑い集う場所が
この通りに輝きと深みを与える。

一転、若き起業家たちよ
新しい文化は生まれているか?
驚くような、ワクワクするような
新しいコンセプトを持った店が誕生しているか?
話題沸騰するような超繁盛店は誕生しているか?
ニシタチのサクセスストーリーは健在か?

自分自身にも問う…

常に地域の話題の中心にいるような
“刺激”を創造できているか?
生み出すチカラが無くなったときは
私達の企業が求められなくなる時。
弊社の企業理念が
「新しい食文化を創造し、地域と人を元気にする」
である以上、”創造するチカラ”が無くては
我々の存在価値は無い。

私がニシタチに「元気が無い」と思うのは
そういった創造性あふれる
”新しいもの”が少ないと思うから。

つまり”停滞感”を感じるからだ。

「ニシタチを復活させよう」と言うが
それは
「ニシタチの賑わいを復活させよう」が
正しい言い方だと思う。

どうすれば、賑わいを復活することができるか?
20代〜30代の構成人口が劇的に減る時代に
如何にしてこのエリアに集客するか?

これまでのやり方
これまでの概念の中には
革新的なアイデアは存在しない。

新しく創りだすこと。
新しく生み出すこと。

革新的なアイデアは
人々の関心を喚起する。
「行ってみよう」という
行動のモチベーションになる。

宮崎の夜の起業家たちよ。
いまこそ革新を!
そして、ニシタチに新しいムーブメントを!

ワクワクするような
甘美な大人の社交場を
新しい世界を
創りだしてほしい。

口蹄疫で弱った地域経済。
ニシタチは、そんな中で打撃を受けて
未だ「口蹄疫以前の状態」にすら
戻っていない。

それならばいっそ
既存の概念をぶち壊して
新しい世界を創造してはどうか。
ルールなんて全て”過去”のもの。
「できません」の言葉を食べて生きている
ゾンビのようなドリームキラーに負けるな。
彼らは新しいものを否定し
新陳代謝を拒絶する。

そんな窮屈な世界に遠慮することなく
新しく創りだせばいい!
生み出せばいい!

ニチタチ新生元年!

2011年がそう呼ばれるように
ニシタチの若きパワーに期待する。

いつの時代も、
ワクワクする予感のもとに
人は集まるものだろうと思う。


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