人生を登山にたとえて
「苦し時はいつも登り坂。
心配せずにそのまま登っていけば、いつか山頂にたどり着く。
急に楽になったと感じたら、それは下り坂。
一度しっかりと立ち止まって、周りを見渡せ。」
経営の現場では、つい逆を考えてしまう。
苦しい時には、人間、現実から目をそむけたくなる。
足を止めたくなる。
逆にうまくいっている時は、ついつい”調子に乗って”しまう。
経営不振のほとんどは、
経営者自身の「心のありよう」からきているような気がする。
中小・零細企業の経営者は、自分自身=会社である。
つまり、自身の生活や考え方が
そのまま業績に表れる。
一切言い訳が通じない世界が、
マネージメント…すなわち『社長』という職業である。
昨日、ある経営者から資金無心の相談があった。
残念ながら、私自身にも守るべき社員があり
個人的借金の肩代わりや保証人になるわけにはいかない。
当たり前のことである。
JALは、100%減資&上場廃止という報道。
今回の再建プロセスの中で
いかほどの公的資金(税金)が使われ、
いかほどの関係者が涙を流すことになるのか。
しかし、一方で”借金を棒引き”されたJALと
もう一方のANAとの間での”不公正な競争”も懸念される。
1/11 朝日新聞の“スクープ”記事
助けてもらえるのは、大企業だけである。
それは、社会的な影響が大きいから(?)。
中小・零細企業は
倒産したら”終わり”である。
すぐに世の中から消えていく。
人のうわさも、数か月もすれば薄れていく。
盛隆を誇った会社も、消えてしまえば
やがて噂にも上らないようになる。
だからこそ、自己防衛が必要。
経営者自身の、心の自己防衛の心得が
冒頭の言葉に集約されているような気がする。
人生も、経営も、山にたとえられる。
(私自身が山岳部だったから気になるのかな?)
いくつもの擬似的なピーク(山頂)を超えながら
やがてゴールにたどり着く。
攻略すべき”山の大きさ”は、
登山家の「経験と情熱」によってだんだんと高くなっていく。
超えた山の思い出に浸るよりも
次の山に向けた“挑戦の高ぶり”がある。
新しい未開の冒険にむけた
出発前夜の興奮が忘れられなくて
また一歩を踏み出すのである。
苦しいが勇気を持って踏み出すその一歩…
その”着実な一歩の積み重ね”こそが
成功への唯一の
確実なプロセスである。
そして山の高さを決めるは
自身の“情熱”である。
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